ピアノ初心者が最初に戸惑うのが、正しい指の使い方ではないでしょうか? 楽譜はなんとなく読めても、どの指でどこのキーを押せばいいのかわからないという方も少なくないでしょう。 ピアノを演奏する際の正しい指の使い方を運指といいますが、この運指の仕方はその曲によっても異なります。 単純に、このキーはこの指で弾くという風に決まっているのではなく、無理なく弾けるように曲ごとに変わるのです。 優しい曲であれば、自己流で弾きやすいように指を使って弾いても弾けるかもしれません。 でも、難易度が高い曲になると、自己流の指使いでは限界がきて滑らかに弾けなくなります。 そのため、面倒でも曲ごとに正しい指の使い方である運指を覚える必要があります。 運指は親指を1、小指を5というように表記しますが、全ての運指が音符の上に書かれていない楽譜も多いです。 ピアノ初心者が練習に使うなら、全ての運指が書かれた楽譜を選んだ方がわかりやすいと思います。 それに、人よって手の大きさや指の長さは違いますから、慣れてきたら弾きやすいようにアレンジしてもいいでしょう。