メニエール病にも、いくつか種類があります。 ・蝸牛型メニエール病 ・前庭型メニエール病 ・両側性メニエール病 蝸牛型メニエール病というのは、メニエール病の症状の1つであるめまいが起こらないタイプのメニエール病で、その原因は内リンパ水腫です。 蝸牛型メニエール病は、普通のメニエール病の前になるメニエール病ですので、まだ症状は軽いといえます。 ただ、蝸牛型メニエール病が悪化すると、メニエール病になってしまいますから、異変に気付いたらすぐに治療するようにしましょう。 そうすることで、完治できる可能性が高くなります。 前庭型メニエール病は、めまいが頻繁に起きるもので、症状が落ち着いても、幾度となく、めまいが繰り返されるのが特徴です。 一般的なメニエール病と違い、前庭型メニエール病の原因のほとんどが、内リンパ水腫でない場合が多く、メニエール病になることは極めて稀でしょう。 しかし、前庭型メニエール病の原因が内リンパ水腫の場合は、メニエール病になることもあります。 両側性メニエール病は、その名の通り、両方の耳にメニエール病の症状が現れるタイプのものです。 先にメニエール病の原因が生じた耳が原因で、もう片方の耳にもメニエール病の症状が出てしまいます。 そのため、メニエール病になって長い人は、両側性メニエール病になりやすくなるでしょう。 両側性メニエール病になると、両耳に耳鳴りや難聴といった症状が出るため、普通の生活が困難になることもあります。 それに、治療も難しくなりますので、メニエール病の症状が出たら、放っておかないで、早く治療を受けるようにしてください。